ウェディングケーキの種類と選び方

ハート形のウェディングケーキ

ウェディングケーキの種類

ウェディングケーキは、結婚式の象徴ともいえる存在です。
その形やデザインにはさまざまな意味が込められており、新郎新婦の個性や会場の雰囲気を演出する重要なアイテムといえます。

もっとも一般的なのは「生ケーキ」です。
生クリームや季節のフルーツを使い、見た目も華やかでおいしさを重視するカップルに人気です。

特に、ナチュラルウェディングやガーデンウェディングでは、フレッシュな果物をたっぷり使ったケーキがよく選ばれています。

一方、デザイン性を重視したい人に選ばれているのが「シュガーケーキ」や「フェイクケーキ」です。
シュガーケーキは、砂糖を練り固めたフォンダンで装飾するタイプで、細かな模様や立体的なデザインが可能。海外ウェディングでは定番のスタイルです。

また、フェイクケーキは展示用として用意し、カットセレモニーの際には一部だけ本物を差し替える方法もあります。費用を抑えつつ見栄えを重視したい人に向いています。

最近では、カップケーキやドーナツを積み重ねた「カップケーキタワー」も人気です。
ゲストが自分で手に取れるスタイルは、アットホームな雰囲気を演出でき、少人数のパーティーにもぴったりです。また、チーズを重ねた「チーズケーキタワー」や、クロカンブッシュのようなフランス風のケーキを取り入れるカップルも増えています。

ウェディングケーキの費用

ウェディングケーキの費用は、選ぶ種類やサイズ、デザインによって大きく変わります。
一般的には1人あたり800円〜1,500円ほどが相場で、ゲスト数に応じて総額が決まります。たとえば80名規模の披露宴では、6万円〜12万円程度が目安です。

生ケーキは使用する素材やデコレーションによって費用が変動します。
フルーツを多く使う場合や、複数段のケーキにするとコストは上がります。シュガーケーキは装飾技術が求められるため、シンプルな生ケーキより高額になることもあります。

一方、フェイクケーキを採用して「カット用だけ本物」にするスタイルであれば、見た目の華やかさを保ちながら費用を抑えることが可能です。
また、パティシエにオリジナルデザインを依頼する場合、細部にこだわるほどコストが上がるため、予算に合わせて優先順位を決めることが大切です。

さらに、会場によっては持ち込み料が発生することもあるため、契約前に確認しておくのがおすすめです。
ケーキ入刀を行うだけでなく、デザートビュッフェとして再利用することで費用を有効に活用できるケースもあります。

ウェディングケーキの選び方

ケーキを選ぶ際は、まず「会場の雰囲気」と「二人のテーマ」を意識しましょう。
クラシックなホテルウェディングなら重厚感のある多段ケーキが映えますし、ナチュラルテイストの会場ならフルーツを散りばめたシンプルなデザインが合います。

次に考えたいのが「演出との相性」です。
ケーキ入刀やファーストバイト、サンクスバイトなどの演出をするなら、写真映えする高さやデザインを意識すると良いでしょう。

特に最近は、ケーキの上にオリジナルのトッパーを飾ったり、推しカラーを取り入れるなど、二人らしさを表現するアイデアが増えています。

味にもこだわりたい場合は、試食会で確認するのがおすすめです。
披露宴中にゲストが食べるスイーツとしても重要な存在なので、甘さのバランスや食感も意外と印象を左右します。
特に夏場の挙式では、フルーツの鮮度やクリームの保存状態も確認しておきましょう。

最後に、写真撮影や照明との兼ね合いも大切です。
ケーキカットの瞬間は多くのゲストがカメラを向けるため、ライトの当たり方や背景の色合いによって印象が変わります。
会場プランナーやパティシエと相談しながら、見た目と味、演出のバランスを整えていくのが理想的です。

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